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書物への想い

人生の中で人との出会いがあるように、本との出会いもあります。

 この本と出合わなかったら自分の人生も違っていただろう、という経験ができることは人生の宝物というべきであります。私は、仕事のために特許法や商標法などの法律を勉強していたために、幸いにそうした機会を得ました。

 本というのは、いまどきの若者の言葉でいうと、“ツンデレ”であります。初見では、ただ一見して分かる通りの情報を並べたものに過ぎません。しかしながら、こちらが見識を深め、別の観点から物事を観察する力をつけると、例えば本の別々の場所に書かれた事柄が頭の中で結びついて、新しいアイディアに昇華することがあります。

 “書物はそうなる程度に読み込まなければいけないものだ。”という心構えを初学者であった私に丁寧に教えてくれた先輩方がいました。効率や成果を重視する今日ではなかなかないことかもしれません。

 そうした先輩達に敬意を表しつつ、また長い時をともに過ごした書物への思い入れを形にするために、書物に対する感想もこのHPではアップしていこうと思います。

 

 

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